障害者総合支援法の改正と施行
「障害者総合支援法」とは、障害の有無に関わらず、人々が住み慣れた地域で安心して生活するために、日常生活や社会生活の総合的な支援を目的とした法律です。
この法律に基づいて、障害のある子どもから大人まで必要な福祉サービスや支援を受けることができます。障害者総合支援法は、2005年11月に公布された「障害者自立支援法」を改正したものです。
障害者自立支援法は施行当初から様々な問題が指摘されていました。具体的には、法律の基本理念の規定がないこと、サービスの必要性を図る基準(障害程度区分)が十分に障害特性を反映していないことなどです。
この問題を改善するために、障害者総合支援法で基本理念を定め、福祉サービスを受けられる障害者の範囲を見直し、難病を持つ方も支援が受けられるように改正されました。
さらに、改正の過程で福祉サービスの利用法や負担額についても改善されていきました。2013年に障害者総合支援法は成立しましたが、2016年に改正され、2018年4月から改正された法が施行されています。
改正、施行された内容は、「生活」と「就労」に対する支援に関して、新サービスが導入されたり、既存のサービスが充実したりしました。
具体的には子どもの教育面からお年寄りの介護面まで幅広い世代の支援の充実を目的とするようになったのです。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
発達障がい者専門の教育・研修施設「LinkBe」オープン
東京中央区の株式会社ゼネラルパートナーズは、障がい者の就職・転職支援を行っていま …
-
-
車いす利用の学生をサントリーホールが招待 「車いす利用者のための室内楽演奏会」
サントリーホールで室内楽の祭典「チェンバーミュージック・ガーデン(CMG)201 …
-
-
「大切なものは目に見えない」。視覚障害者のキャロライン・ケイシーから学ぶ「限界の向こう側」
私たちは、無意識のうちに自分の限界を決めてしまっていないでしょうか?活動家のキャ …
-
-
発達障がいの子どもの子育てを支援するポータルサイト 「LITALICO発達ナビ」をオープン
「障害のない社会をつくる」というビジョンの下、障がい者向け就労支援事業や子どもの …
-
-
技術とアイデアで新しいバリアフリーを作る「Criacao Hackathon + Conference 2015」が開催されました
去る6月6日、障がい者支援のスマホアプリ・ウェブサービスの開発に取り組むハッカソ …
-
-
我々人間が進化する過程で、一定の割合で発生する奇形や身体障害は必要だった!
障害者の子孫が生まれる確率が高い状況では、”最適”な個体とは、必ずしも”最高” …
-
-
温泉だってバリアフリー 観光地で急増中のうわさ
冬の旅行の楽しみといえば温泉。しかし、障がいの状況によって入浴が難しい場合もあり …
-
-
街の自転車屋さん、車いすも整備 「安全整備士」資格者、ただいま増加中
街の自転車屋さんが車いすを整備するケースが増えている。購入者の「近所で修理を頼め …
-
-
【和歌山】車いすに乗ったまま、イルカと触れ合い
太地町立くじらの博物館ではイルカショーのステージに整備していたスロープが完成し、 …
-
-
音声認識と無線LANで話した言葉が瞬時にテキスト化 聴覚障がい者参加型コミュニケーションツール「LiveTalk」開発
富士通と富士通ソーシアルサイエンスラボラトリは、聴覚障がい者と健聴者がリアルタ …