健常者から、障害者スポーツの選手へ

現在、障害者スポーツで活躍する選手の内、元は健常者であったものの、病気や事故の影響で障害を持つようになったという人も少なくありません。
今や世界的に有名となった、車いすテニスの国枝慎吾選手は、9歳の時に脊髄腫瘍によって下半身麻痺となり、車いす生活になりました。その後、6年生から車いすテニスを始め、現在はグランドスラム車いす部門で男子世界歴代最多の優勝記録を保持、パラリンピックでもシングルスで2個、ダブルスでも1個の金メダルを獲得しています。
また、日本の義足陸上競技史上、初のパラリンピック・メダリストとなった山本篤選手は、高校生の時の交通事故の結果、左足を切断しました。それまでは、中学・高校でバレーボール部に所属、垂直跳びでは平均を大きく上回る1mもの記録を持っていました。
そして、最近もっとも注目を浴びたと言っても過言ではない障害者スポーツの選手と言えば、成田緑夢選手でしょう。元々兄弟とともにスノーボードを始め、フリースタイルスキーの選手として世界選手権にも出場するほどのアスリートでした。しかしトランポリンを練習中に、左足の腓骨神経麻痺の重傷を負う事故に。その後、障害者スポーツの選手として転向し、冬季パラリンピック日本代表として、金・銅ふたつのメダルを獲得しました。
パラリンピック後には冬季競技からの引退を発表しましたが、それも東京オリンピック・パラリンピックを目指すという次のステップのためのもの。今後も一層の活躍が期待されています。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
2016リオ・パラリンピックにゴールボール女子日本代表が出場決定 リーフラス所属の安達 阿記子選手、日本のエースとしてリオでの活躍期待
リーフラス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:伊藤 清隆、以下 リーフ …
-
-
障がい者が楽しめるスポーツとは?
スポーツをする習慣は、障がい者が健康で生き生きとした暮らしをしたいという思いを支 …
-
-
競技の種類が多彩なパラスポーツを楽しもう
■パラスポーツに関心があるなら パラスポーツとは、障がいを持つ方が参加できるス …
-
-
【ウィルチェアーラグビー】車いすを使い、障害の軽い選手と重い選手が役割分担するチームスポーツ
千葉市の千葉ポートアリーナで5月22日~5月24日にかけて、2015ジャパンウ …
-
-
日本初のパラリンピック「夏冬金メダリスト」車いす陸上 土田和歌子選手
土田選手=八千代工業=は1998年の長野冬季パラリンピックで「アイススレッジ」の …
-
-
障がい者の社会参加が目的、全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会は、「全国身体障害者スポーツ大会」と」全国知的障害者スポー …
-
-
親しみやすいスポーツ「障害者フライングディスク」とは
ディスクを用意すれば、障害を持った方でも気軽に楽しむことができるスポーツが「障害 …
-
-
パラスポーツを始めてみよう
パラリンピックに注目が集まったことで、パラスポーツに対する関心が高まっています …
-
-
「パラリンピックは再起のチャンスをくれた」過去の日本選手紹介
パラリンピックといえば、障害をもつアスリートがさまざまな競技に出場するスポーツ大 …
-
-
障害者アスリートに朗報! 雇用拡大の流れが来ている
2020年東京オリンピックまであと5年。同時に開催されるパラリンピックにも期待の …
- PREV
- 神奈川県障害者スポーツ大会
- NEXT
- 第37回東海障害者卓球大会