会員登録は無料です。
登録すると記事投稿やコメントができるようになります。

ナレバリ -情報にもバリアフリーを-

障がい者とその家族、関係者の持つ情報はバリアフリーに!

鉄道会社のバリアフリー化を加速させている情報共有システムとは?

      2021/09/24


駅のホームで次々と設置が進んでいるホームドア。首都圏の地下鉄ではこのホームドアに小さなQRコードが貼られているケースが多くなっています。このQRコードを見てどのような情報が盛り込まれているのかに興味を持った人もいるのではないでしょうか。これは車椅子乗車をする障がい者の情報を共有するために欠かせない最新のバリアフリーシステムなのです。

QRコードが短時間での情報共有を可能にした!

従来の駅のバリアフリー対策は駅員が障がい者からの情報を聞きとり、専用の連絡用紙に手書きで記入し、降車する駅に電話をして用紙の記入内容を伝達していました。しかしこのやり方では走り書きした文字を駅員が読み間違えることもあり、ラッシュアワーに案内ミスが生じるケースも少なくなかったのです。そこで登場したのが、ホームドアのQRコードです。このQRコードを読み取ってから障がい者の情報を入力することで、降車する位置だけでなく付き添い人の有無なども駅員同士で瞬時に共有できるようになりました。また首都圏の一部の私鉄では専用アプリをダウンロードすると、利用駅のバリアフリー情報が紹介されるサービスも始まっています。

コロナ禍で鉄道会社の収益が減っているからこそ、国からの補助がカギになる

この最新のバリアフリーシステムが導入されたことで、車椅子利用者が降車駅に近づくと駅員のスマホのアラームが知らせてくれるため介助ミスはほぼなくなりました。口頭や紙ベースでの情報共有は、やはり混乱が生じやすかったのです。このバリアフリーシステムを全国に拡大するために、国がどれだけのコストを負担してくれるかが今後のカギになるといえます。

 - 暮らし情報  投稿者: yuzy711

ナレバリコミュニティ

有料バナー

Message

  関連記事

障がい者が本を読める最新バリアフリーを紹介

高知市内の2つの図書館で、携帯を使って無料で雑誌を読めるサービスの試験利用が開始 …

コロナの流行によっても障がい者の生活をしやすく

新型コロナウィルス感染症の拡大という危機的な状況の中、人間がアイデアを出し合って …

特別支援学校の教育活動

特別支援学校は、基本的な学習事項を教える授業を基幹としているものの、一般的な学校 …

障がい者の情報収集に役立つアプリを紹介

自分の抱えるハンディキャップを理解する、前向きに受け入れるためには正しい情報や知 …

車椅子が手こぎ三輪車に変身!?

車椅子でも自転車のようにスピードに乗って走る楽しみが味わえる「ハンドバイク」の普 …

ADHDの障がい者が安心してカードを持つために

個人によってレベルに違いはありますが、ADHDの障がい者の方々は、落とし物や忘れ …

さわやかな陽気の中で伴走でジョギングを楽しむ男女のスポーティーなイメージ画像
視覚障害者がランニングを始めたいと思ったら

 視覚に障害がある人は、なかなか一人で運動することが難しい面があります。  道の …

障がい者や要介護者が自立して生活するためのグッズが配置された快適に自立して暮らすための部屋のイメージ。情報にもバリアフリーを。障がい者とその関係者のコミュニティ、情報サイト。ナレバリ
障がい者が自立するために必要なこと

■バリアフリー物件の探し方  障がい者が自立するためには、まずは住環境を整えるこ …

住みやすい街の特徴とは

健常者と障がい者、暮らしやすい街の条件は共通している部分は少なくありません。ただ …

障がい者手帳を提示すれば、色々なサービスの割引をしてもらえるのでお得

障がいを持っている人や、その家族は障がい者手帳を提示する事で色々な割引を受ける事 …