ADHDの方々は得意と不得意がクッキリ分かれています
2021/06/30

注意欠如・多動症(ADHD)とは、不注意、多動性、衝動性といった症状が見られる障害です。ADHDのハンディキャップを抱える方々は、出来る事と出来ない事の落差が目立ちます。得意分野に関しては、いわゆる普通の人々よりも圧倒的な実力を見せる事が多々あります。一方でADHDの方々は、不得手な分野に関しては本当に大の苦手であり、苦手科目や不得意な仕事になると、本人のパフォーマンスが大幅にダウンするのが実情です。
視覚優位のADHDの方はビジュアルで物事を考えるのが得意です
ADHDの方々は得意な事と不得手な事が見事にハッキリと分かれています。個人差はありますが、ADHDの方々はいわゆる整理整頓や収納が不得手な傾向があります。物が散らかりやすい、欲しい物が直ぐに部屋から取り出せない等、困った状態になりやすいです。認知が視覚優位なADHDの方々は一目で分かる形で、収納を行えばそういった悩みを大幅に軽減できます。中身が透けて見える透明のプラスチック製の収納ボックスを使えば、雑貨や本、文具などをまとめて片付けても外から一目瞭然です。視覚優位のADHDの方は片付け自体は苦手でも、目で見た情報を記憶するのが得意だったり、ビジュアルを使って情報整理をするのが得意です。
視覚優位のADHDの方々に嬉しいグッズが普及すれば
視覚優位のADHDの方々は収納アイデアを考えるのは苦手でも、ビジュアル的に物事を処理したり、想像するのが得意な傾向があります。
この特性を活かせる透明系の収納ボックスが、更にリーズナブルな価格で買えたり、ネット通販で気軽に買えるようになれば、彼らの助けになる事、うけあいです。全部透明でデザインされたスケルトンの本棚や衣類タンスなども普及すれば、彼らのQOL向上につながる事でしょう。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
青と緑に元気をもらう
■誰にでも平等に与えられた自然のチカラ 私には特定の趣味がありません。何かをや …
-
-
ソーシャルディスタンスがもたらした視覚障がい者への影響とは?
人と人との距離を確保する“ソーシャルディスタンス”は今や社会の常識となっていま …
-
-
コロナ緊急事態宣言解除後に考えること
新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が解除され、県外への行き来もできるようになり …
-
-
働く障がい者が抱えている社会的課題とは何か
障がい者を雇う事は、障がい者本人だけでなく会社にとっても企業価値を上げたり、多様 …
-
-
楽しみが将来役立つことも
■楽しみがあると生きがいにつながる 自分の楽しみにしていることがあると、それが …
-
-
バリアフリー体験を共有できるアプリ
バリアフリーがどこでどのように実現されているか、なじみのある土地ではわかっていて …
-
-
心の健康を守るためには趣味の時間を意識して持つことがおすすめ
障がいを抱える方々は、出来ることと出来ないことの差が大きくなりやすいです。もちろ …
-
-
心の健康を守るおすすめの方法
体の健康は、分かりやすいのですが、心のことはなかなか分からないものです。自分や、 …
-
-
パラスポーツを始めたい人にとって魅力的な支援とは
■パラスポーツは生活を充実させる 障害者がより良い生活を育めるようにする上でパ …
-
-
住みやすい街の特徴とは
健常者と障がい者、暮らしやすい街の条件は共通している部分は少なくありません。ただ …
- PREV
- 大人の発達障害への誤解はまだまだ山積しています
- NEXT
- 居心地の良い社会に