アスペルガー症候群の当事者がイベントに参加する際の注意点
2020/10/16
■アスペルガー症候群の特性
アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム障害)の当事者の特性として、思ったことをストレートに話しがちなことがあります。
イベント開始前の待機列でたまにファン同士で会話をすることがあります。
例えば、NMB48の劇場公演に参加すると、推しメン(応援しているメンバー)の話になり、相手と推しメンが異なることがままあります。
相手が推しているメンバーにさほど興味がないからといって、素っ気ない言動をするとトラブルに発展することがあります。
参加ルールを出発前に再確認して、トラブルにならないようにしましょう。
それが難しい場合は会場では一切口を開かないようにするのも一案です。
■携帯電話に注意
イベント(劇場公演)開始前に携帯電話はロッカーに入れるか、クロークに預けるのが無難です。
アスペルガー症候群の当事者にもうっかりミスが多い人がいます。電源OFFもしくはマナーモードにするのを忘れて、公演中に万一、大音量で着信音が鳴ったら一大事です。
運営スタッフから別室移動を命じられ、身分証の提示を求められるケースも最悪あり得ます。
トラブルのもとになるものは手元から離しましょう。
■特性を理解しつつその場を楽しむコツ
「他人の気持ちが察しにくい」「うっかりミスが多い」アスペルガー症候群という発達障害を抱えている以上、特性に由来するトラブルをゼロにすることは不可能です。
ただし、特性を知って、対処方法をあらかじめ決めておけば、とんでもないトラブルに見舞われることは避けられます。
「己を知る」ことが大切です。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
災害時の避難は臨機応変に対応しよう
台風などによる水害で被害が予想されるとき、近隣の避難所に避難するのが基本です。 …
-
-
障害者でもお洒落を楽しめる新しいファッションスタイル
「お洒落を楽しみたいけれど、障害を理由に消極的になってしまう」という方は少なくな …
-
-
ADHDの方々は得意と不得意がクッキリ分かれています
注意欠如・多動症(ADHD)とは、不注意、多動性、衝動性といった症状が見られる障 …
-
-
過度な配慮が障がい者の負担になっている問題について
障がい者への配慮が広まった反面、過度な配慮がかえって障がい者に負担をかけている …
-
-
あまり知られていない、障がい者支援を紹介
障がい者の人が様々な目的で活用できる公的な支援には、色々な種類があります。そして …
-
-
障がい者が働きやすい環境で仕事をするためのポイント
障がい者が就職活動をする際には、自分の適性に合う仕事を選ぶことはもちろん、障がい …
-
-
本を読む楽しさを、生活に取り入れてみませんか?
■本を読む楽しさを、身近に感じる方法があります 本を読むのが趣味だけれども、L …
-
-
街のバリアフリーと心のバリアフリー
手すりやフラットの床など生活の中で障がい者や高齢者が日常生活をスムーズに過ごせ …
-
-
周りの家族や友人たちへの感謝を大切に
■人がいるから自分が認められているということに気づいて 先日、テレビを見ていた …
-
-
みんなでeスポーツを楽しもう!
最近私の周りでは様々なゲームの話をよく耳にします。テレビゲームやスマホのゲームな …
- PREV
- 精神疾患者は楽しみを持つことが大切
- NEXT
- パラスポーツの楽しみ方