聴覚障害者向け学習塾が各地で開設。進学、社会のリーダー育成へ
聴覚障害者の大学受験を支援している、東京・新宿の「ろう・難聴高校生の学習塾」。
日本社会事業大学(東京都清瀬市)が支援プロジェクトとして平成21年から開講し、中学3年~高校3年を中心に27人が受講、毎週金曜に同塾で学ぶ。
プロジェクトを発案した斉藤くるみ教授は「日本では多くの聴覚障害者が大学進学を諦めている現実があり、中高生から支援しなければいけない」と開設の経緯を話す。同塾では、個人に合った授業レベルを確保するため、聴覚障害者の講師が直接手話で行ったり、健聴者の講師が手話通訳を介したりして授業をしている。
昨年4月に施行された障害者差別解消法で、国公立大学などには障害を持つ学生への支援・配慮が義務づけられ、私学にも努力義務が課せられた。合理的な理由なしに受験や入学を拒否することが禁止され、試験や授業では介助者の配置などを求めている。
東京・新宿の「ろう・難聴高校生の学習塾」のように、大学進学を望む障害者を支援する学習塾が各地で開設されるようになり、社会のリーダー育成へ期待がかかる。
引用元:産経ニュース
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