社会人として働く上での悩み事
2023/06/10
いわゆる昭和や平成の時代に比べて、現代の新社会人はより一層の知識やスキルが当然の如く求められるようになりました。世間一般で仕事の難易度が上がってきており、新社会人に対しても即戦力になるべき、というプレッシャーが強まって来ました。
こういった環境変化の影響は新社会人になったばかりの障がい者にも及んでおり、悩み事が尽きない時代となりつつあります。
責任を重く受け止めすぎたり、合わない仕事を受けて疲れ切ってしまう
新社会人として働く障がい者が抱える悩み事は複数あります。最初に紹介する悩み事は「責任感を感じすぎてしまう事」です。今日のデスクワークはチームプレーになっている事が多く、結果的見れば自分のケアレスミスだったとしても、その背景には上司や同僚のミスが潜んでいるケースも少なくありません。自分一人のせいだと思い込み、必要以上落ち込んでしまう悩みは新社会人にとって、よくある事です。
次に紹介する悩み事は、仕事量が多すぎたり、いきなり難易度が高すぎる案件を任された結果、心身ともに疲れ切ってしまう事です。働くチームの上司が障がい者の特性や本人のスキルに合わない仕事をいきなり割り振ってしまうケースも考えられます。
働く難易度が高くなった今日のオフィス
昭和や平成の頃と比較して、現代社会は明らかに新社会人に要求されるスキルのハードルが上がっています。障がい者も当然例外ではありません。上司の理解が不十分な場合、個人の特性に合わない案件を急に担当させられたり、スキルに合わない仕事量を割り振られてしまうケースもあります。更に人一倍真面目な障がい者はオフィスで発生したケアレスミスを、自分一人の責任だと重く受け止めてしまう場合もあります。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
外出先のトイレが使いづらいことがある
旅行で観光名所などに行くと多目的トイレがないこともあります。 これは歴史のある古 …
-
できないことを人に頼むことが、自立して働くということ
いろいろな障がいを持っている人がいますが、その障がいのためにできないことがあり、 …
-
障がい者がビジネスしやすい環境づくりが進む
障害者は、働きたいと思っても雇用や環境の面で厳しく、働き先が見つからないという声 …
-
障がい者のビジネスへの参画を促すシステムの活用
企業では障がい者を貴重な労働力として考え、ビジネスに参画を促す傾向が生まれていま …
-
恋愛や結婚生活を充実させるためには
障がいがあると、様々なハンデやリスクが生まれやすくなります。本人が一番理解してい …
-
雇い入れた事業者のための助成金
障害者を雇った場合には、その雇い主は特定求職者雇用開発助成金や障害者雇用安定助成 …
-
視覚障害者への安全な声掛けのコツ
目が不自由な人は視覚による情報が得られないことで、見えている人に比べて日常生活で …
-
障害者が一つの職場で長く働くための心得について
仕事は日々の暮らしの糧を得る他、社会性を保つ意味もあります。障害者も例外ではなく …
-
職場の環境や刺激を軽減する方法とは?
発達障害者の人の中には、生涯の特性として職場での人の声、視覚からの情報や触れる物 …
-
理解しようとすることで始まる障がい者へのサポート
障がい者に対するサポートは必要だと漠然と考えるのみではなく、具体的にどういった行 …