スマートフォンを活用した聴覚障害者サポートシステム
音声を聞き取れない聴覚障害者とのコミュニケーションは、従来筆談が中心となっていました。しかしながら、筆談は筆記用具が必要なうえ、時間もかかります。急ぎの場合に文字を速く書けば乱雑になって聴覚障害者が読みにくくなるという弊害もありました。
そこでスマートフォンのアプリに音声文字変換システムを活用した聴覚障害者とのコミュニケーションツールが開発されたのです。元より音声文字変換システムは、検索に採用されていましたが、単語や短いフレーズだけが対象であってコミュニケーションを想定したものではありませんでした。
聴覚障害者とのコミュニケーションツールとして開発されたシステムは、ライブ・トランスクライブと言って、音声を感知すると直ちに文字に変換され、画面上に表示されるものです。
長文を話しても流れるようにモニターに文章が映し出されるので、聴覚障害者はいちいち画面をスクロールする必要がありません。聴覚障害者はスマートフォンの画面を見つめていれば、相手の言っていることがリアルタイムに理解できるため、大変便利です。
喋っている合間に少し呼吸を置けば、画面上に映し出される文章の間にも空白ができ、ダラダラと文章が続くおそれもありません。ライブ・トランスクライブは、聴覚障害者が健常者同士と同じスピードで会話できるツールとして注目されています。
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