障がい者が感じる不便さや困難さを共感できる社会に
2020/11/29

健常者にとっては何でもないことも、障がい者にとっては非常に不便に感じることはとても多いです。
ここでは、障がい者のあるあるネタを紹介し、何が課題になっているかについて考えてみます。
■店内だけバリアフリーになっていても
車いすを使う人にとっては、建物のバリアフリーはとても助かるものです。
しかし、中にはバリアフリーだけど、とても不便に感じたという事例もあるようです。
例えば、お店の入り口の扉に「店内はバリアフリー構造となっています」と書かれた張り紙があるのですが、扉の手前には段差があるという状況です。
残念ながら近くにスロープはなく、店内だけバリアフリーになっていても、と困惑した車いす利用者がいました。
■障がい者が感じるであろう不便さをイメージしよう
このような事例があるのは、障がい者とって不便だと感じている事柄が、健常者にはなかなか気づきにくいからかもしれません。
つまり、障がい者が感じるであろう不便さを、いかにしてイメージできるかが重要になってくるでしょう。
また、障がいの内容によってイメージしやすいのと、イメージしにくいものがあります。
例えば、精神障がいや知的障がいの人たちが感じる困難さは、なかなかイメージしにくいかもしれません。
そのため、これらを伝える取り組みが重要となるでしょう。
■健常者と障がい者が共に暮らせる社会を
ここで挙げたお店のバリアフリー問題は、健常者と障がい者との間に起こり得る隔たりの一例です。
これ以外にも、健常者と障がい者との間にある隔たりはたくさんあります。
これらを少しでも解消させるためには、障がい者が感じるであろう不便さを具体的にイメージできる想像力が大切です。
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