うつ病患者に芽生える感謝の気持ちとは
2020/10/29

■うつ病患者の精神状態
うつ病患者の重症な時期は、極端な抑うつ状態が続き、何をしても楽しくない、周りのことが見えない、引きこもりたくなるなどの感情が芽生えています。
こんな状態の時には、感謝の気持ちを抱くような余裕は全くありません。
うつ病患者は、誰からも嫌われているような気がしてしまい、誰からも必要とされず、自分はダメな人間だと思ってしまうのです。
そのため、うつ病患者の重度状態では、自分は死んでしまいたいと考える人も少なくありません。
■うつ病患者に芽生える感謝とは
うつ病患者の人は、特に家族や同僚に多大な迷惑をかけています。
患者に、その迷惑を諭すことはあまり良いことではありませんが、迷惑をかけていることは事実です。
当然、うつ病患者は、重症の時にはそのことには全く気付いていません。
しかし、ある程度心に余裕が出てくると、次第に、自分をサポートしてくれた家族や同僚に感謝の念が出てきます。
この、感謝の念は、うつ病患者にとって、回復の兆しが見えてきた兆候です。
感謝の念が出てきたということは、それだけ、心にゆとりが出てきたということなのです。
感謝の念が出てきたら、それだけ、回復してきたのかなと安心しても良いのではないでしょうか。
そして、その感謝の念を、育むことがとても大切です。
■うつ病患者にとって感謝の念は重要なサイン
うつ病患者が、余裕がないときは、人に対して全く感謝の念が浮かびません。
そのため、感謝の念が出てきたのなら、それは回復のサインと言えるかもしれません。
もし、感謝の念が出たら、素直にその気持ちを伝えることが大切です。
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