マカトンと手話を組み合わせた新しい意思伝達手段への期待
■知的障がい者が手話を使いにくい理由
手話は、聴覚障がい者が用いるコミュニケーションツールとして知られていますが、言語障害を抱えているのは、聴覚障がい者だけでなく、知的障がい者も含まれます。
知的障害のために上手く発話できない障がい者も少なくありません。
知的障害がない聴覚障がい者にとって、手話を習得することはさほど困難ではないでしょう。しかしながら、学習能力に問題を抱える知的障がい者にとって、手話を学ぶことも容易ではないのです。
他人に伝えたいことがあって、必死に自分なりのボディランゲージを使ってみても、なかなか意図が通じなくてイライラがつのり、パニックに陥ってしまうこともあります。
確かに手話は道具が不要であり、上半身だけの動きで表現できるので、大変便利なコミュニケーションツールと言えます。しかし、似たような動作もたくさんあって、知的障がい者には区別が難しく感じられることもあるのです。
■マカトンを生かしたコミュニケーションツールへの期待
言語を駆使することが難しい障がい者には、手話だけでなくマカトンを使うという選択肢もあります。
マカトンは、ボディランゲージだけでなく、筆談や描画による表現も含まれるため、個々の障がい者に適したコミュニケーションツールを模索することができるのです。
文字や絵で表現できる障がい者には、使いやすいツールだと言えるでしょう。
将来的には、手話とマカトンを併用して、中軽度の知的障がい者も簡単に使えるようなコミュニケーションツールの開発に期待が寄せられています。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
文学を「聞く」 ~新しい趣味を見つけて~
■自宅で過ごすことが多くなった時に見つけた新しい趣味 昨今の外出自粛の影響によ …
-
-
障がい者に求められるバリアフリー
障がい者が豊かな生活を送るためのカギとなるのがバリアフリーです。 ここではバ …
-
-
情報化社会の今だからこそ、信頼できる情報源を大切に
高度情報化社会とも呼ばれる現代社会、特にインターネット上には沢山の情報が溢れてい …
-
-
点字ブロックの上に物を置かないようにしてもらうためには
点字ブロックは視覚障がい者にとってなくてはならない命綱です。 日本で生まれた …
-
-
心の健康を守るためには趣味の時間を意識して持つことがおすすめ
障がいを抱える方々は、出来ることと出来ないことの差が大きくなりやすいです。もちろ …
-
-
どうせ…その口癖をやめてみよう
障がい者にもいろいろな人がいますが、「どうせ…自分は障がいがあるから何をやって …
-
-
自閉症の人が、他人の顔を見ることの難しさをタブレットで解決 サムソンがアプリ開発
他人の顔に反応を示すことが難しい人たちがいます。自閉症や双眸失認、アスペルガー症 …
-
-
2020年東京パラリンピックは「イスバス」に注目を
2020年東京パラリンピックが近づいてきました。様々な競技がありますが、車椅子バ …
-
-
障がい者のQOL(Quality of Life)向上には趣味が必須です
■自宅で楽しめる趣味を見つける 心身にハンディキャップを抱えると、なかなか健常 …
-
-
神奈川県でもヘルプマークの導入が決定
東京都は、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方 …