リオデジャネイロパラリンピックの銅メダリスト、重本沙絵選手
重本沙絵(旧姓辻)選手は北海道七飯町出身の陸上選手で、2016年にリオデジャネイロで開催されたパラリンピックに出場し、陸上女子400m種目(切断などT47)で銅メダルを獲得した日本女子陸上界を代表するトップアスリートです。
重本沙絵選手は、生まれつき右腕のひじから先がない先天性前腕欠損という障害がありながら、小学5年生でハンドボール競技を始めました。左手しか使えない状態でボールをキャッチし投球するための努力と研究を重ね、ハンドボールの強豪校・茨城県立水海道第二高等学校に進学し、高校総体ベスト8、国体出場など華々しい活躍をしました。
重本沙絵選手は高校卒業後、一般のスポーツ推薦で日本体育大学に進学し、ハンドボール部に所属しますが、入学後1年半は、高校時代に負った両膝の怪我の影響でリハビリ中心の生活を余儀なくされました。
そして大学2年生の時、ハンドボール部の監督の勧めでパラリンピックの陸上競技へと転向したのです。持ち前の身体能力の高さを生かし、2015年10月にカタールで開催された世界選手権女子100m(切断などT47)で 6位入賞(13秒34)を果たし、2016年のリオデジャネイロパラリンピックでは、陸上女子400m(切断などT47)では銅メダルに輝きました。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
健康維持のためにできることを実践しよう
健康長寿という言葉を耳にすることが多い時代、障がいがあっても健康で長生きしたい …
-
-
コンビネーションに注目!障害者選手を支える方々
4年に一度の障害者スポーツの祭典といえば、パラリンピック。自らを律し鍛えてきた選 …
-
-
【サッカー|その他】障害者の選抜サッカーチーム設立 19日、初の公式戦 : スポーツ – 47NEWS(よんななニュース)
県内の特別支援学校教員らが、障害者の選抜サッカーチームを設立した。19日には初 …
-
-
パラスポーツを始めてみよう
パラリンピックに注目が集まったことで、パラスポーツに対する関心が高まっています …
-
-
【2020年五輪へ、新・東京物語】中2で「全盲」若杉救った、ゴールボールとの出会い
視覚障害者が行うゴールボールという競技を知っていますか? 2012年ロンドン・ …
-
-
障がい者バドミントンにはクラス別に特有のルールがある
障害者バドミントンの競技ルールは一般のバドミントンとほとんど一緒で、レクリエーシ …
-
-
実はよく知らないパラスポーツの歴史
パラスポーツは昔に比べればメディアによく触れられるようになりましたが、まだまだ十 …
-
-
日本のパラリンピックのパイオニア
日本のパラリンピックの歴史は中村裕という一人の外科医の情熱によって始まりました。 …
-
-
2016リオ・パラリンピックにゴールボール女子日本代表が出場決定 リーフラス所属の安達 阿記子選手、日本のエースとしてリオでの活躍期待
リーフラス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:伊藤 清隆、以下 リーフ …
-
-
横浜でパラトライアスロン開催
2015年5月に横浜・山下公園で障がい者によるトライアスロン「パラトライアスロン …