障がい者の社会参加が目的、全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会は、「全国身体障害者スポーツ大会」と」全国知的障害者スポーツ大会」が統合されたもので、国民体育大会終了後に同じ開催地で毎年行われています。
障がい者向けのスポーツイベントと言えばパラリンピックが有名ですが、この大会は障がいのある人々の社会参加の推進や国民へ障がいの理解を求める事が目的となっています。
陸上競技から水泳、卓球、アーチェリーなど実施される種目も豊富ですが、いずれも障がい者が安全に自信を持ってスポーツが楽しめるよう配慮されています。
例えば視覚障がい者の競走競技は障害の程度によって伴走者と走る事が認められています。また水泳は、障がいによっては水中スタートや浮力を補助する用具の使用も可能となっています。
さらに障がい者向け特有の種目が用意されているのも特徴で、重度の障害を持っている車椅子使用者には大豆等を入れた袋を投げるというビーンバッグ投、視覚障がい者も卓球に参加できるよう、金属球入りの卓球用ボールをラケットで転がし打ちをして得点を競う合うサウンドテーブルテニスもあります。
出場選手の選考は各都道府県や指定都市の障害者団体・障害者スポーツ関係者によって構成される選考委員会によって選ばれます。
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