日本人選手も活躍、ボッチャとは?

ディサビリティスポーツの中でもマイナーとは言うものの、パラリンピックの正式種目の一つであるボッチャ。日本人の選手も活躍している注目の車いすスポーツです。
ボッチャは、元来ヨーロッパで重度脳性麻痺者や、手足を自由に動かせない人のために考案されたスポーツです。これは球技の一つで、コート内には1列に並んだ6つのスローイングボックスがあり、3つ目と4つ目の間の線をまたいで対戦するチームのメンバーが並びます。
個人戦、ペア戦とチーム戦があるので、1チーム1~3人の選手が参加できるということになります。ただし障害の程度によってボッチャにはBC1~4の4つのクラス分けがあり、選手のプレイするクラスによって参加できるクラスが異なります。
ルールの概要を説明します。ボッチャボールにはそれぞれ6つの赤、青ボールと1つの白いジャックボールと呼ばれるボールが使われます。まず赤ボールを使用するチームがジャックボールを最初に投げます。
この後両チームがそれぞれ6つのボールを投げていき、最後にどちらがジャックボールに最も近いボールを投げられたかで勝敗が決まります。
投げることができない人でも参加できるよう先ほど述べたようにプレイヤーの障害の程度によって競技の仕方や細かいルールが少し異なるクラスが用意されていて、足でボールを蹴ったり、介助者に助けてもらったり、ランプと呼ばれる器具の勾配を用いてボールを転がし、プレイすることもできます。
このようにボッチャは、体に不自由があってもプレイすることのできる頭脳戦なのです。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
パラリンピック種目「ゴールボール」小学生が体験できるイベント 8月19日、東京・丸の内
『ゴールボール』という競技をご存知でしょうか? この競技は目隠しを着用した1チー …
-
-
小さな声でも相手に届けることが出来ます
■スポーツのときにも、掛け声が大切です 発声障がいを持っていると、小さな声しか …
-
-
日本初のパラリンピックガイド『リオ パラリンピックを楽しむための完全観戦ガイド』の発売が決定!
2016年9月7日より開催される「リオデジャネイロ パラリンピック」を前に、これ …
-
-
競技の種類が多彩なパラスポーツを楽しもう
■パラスポーツに関心があるなら パラスポーツとは、障がいを持つ方が参加できるス …
-
-
帝京平成大学 パラリンピック応援イベント「第1回障がい者スポーツ応援フェア」を開催
帝京平成大学は、2020年にオリンピック・パラリンピック競技大会が東京で開催され …
-
-
5月5日のイベントでサウンドテーブルテニスを体験してみよう
サウンドテーブルテニスとは、視覚障害者が行う卓球のことです。金属球が4個入ったピ …
-
-
パラリンピックに向けた東京都のバリアフリーへの取り組みとは
2020年東京パラリンピックに向け、都内では選手だけでなく、応援しに来てくれる障 …
-
-
障がいがハンデにならないスポーツ競技
体を自由に動かすことができない障がい者にとってスポーツを楽しむのは困難なイメージ …
-
-
自分に合ったパラスポーツを探す方法
障害の有無に関わらず様々なスポーツを楽しむことができるパラスポーツは、これまで …
-
-
スポーツによって得られる障がい者のメリット
身体的な不利を理由にスポーツすることを諦めてしまっている障がい者も多くいます。ス …