耳にかけなくても装着できる便利なマスクが販売!
2021/10/03
耳に関する障がいは「聴覚障害」が広く認知されていますが、その他にも事故で耳が小さくなってしまったり、病気で生まれたときから耳がないといった障がいもあります。コロナ禍でマスクは必需品となっていますが、世の中にはマスクのゴムひもを耳にかけることのできない障がい者もいるのです。そこで今回は耳にかけなくても装着することができるマスクを紹介します。
ゴムひもを後頭部にまわして装着する仕組み
石川県金沢市で工芸品を販売している会社が、ゴムひもを耳ではなく後頭部にまわすタイプの便利なマスクを開発しました。左右のゴムひもの先端にはフックがついているので、各々のサイズに合わせて後頭部でしっかりと固定することができるのです。しかも鼻に接する部分には特別なコーティングが施されているため、口を動かしてもすぐにはすべり落ちないようにもなっています。これは工芸品の製造技術を上手く応用した障がい者向けの便利アイテムだといえます。
SNSからの発信が商品化につながりました
後頭部で固定するマスクは、ある人の「耳がない障がい者のためのマスクを探しています」というSNSでのつぶやきが開発のきっかけになりました。この事例のように何気ないつぶやきが便利アイテムの開発につながることもあるのです。今回は耳に関する障がい者向けのマスクを紹介しましたが、その他の障がいで不便を感じている方はSNSで一度発信してみてはいかがでしょうか。
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