障害者の個性に希望の光を見出した人物
栗栖良依は、障害者の芸術活動の支援に長年にわたって携わってきたクリエイターです。高校時代にリレハンメル五輪の開会式に感動したことがきっかけで、地域と障害者の距離を縮めるプロジェクトに着手しました。
2018年、東京2020開会式・閉会式4式典総合プランニングチームの一員に選出され、東京パラリンピックに華やぎを与える演出を模索しています。
2016年のリオ五輪の閉会式が大成功した実例を踏まえ、周囲に対する遠慮を排除した演出を取り入れることが東京パラリンピック開閉式の成功に繋がるのではないかと考えました。
車椅子ダンサーの神原健太、義足モデルのGIMICOなど、ハンディキャップを持つクリエイターと交流を深める中で、障害を持っている人々の出番を作っています。
国際パラリンピック委員会の規定に基づき、障害者が自身の特性を生かして活躍する場の増大を図っています。
自分自身も身体に障害を持っている彼女は、障害の有無にとらわれることなく、誰もが自由に個性を表現できる社会を作りたいと願ってきました。
障害者と演出家が自由に意見を交わしにくい現状を打破し、あらゆるバリアを排除しようとしています。エンタテインメント業界との連携によって障害者の活躍にスポットライトを当て、2020年の東京パラリンピックに彩りを添えています。
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