実はよく知らないパラスポーツの歴史
2021/09/05
パラスポーツは昔に比べればメディアによく触れられるようになりましたが、まだまだ十分とは言えません。健常者だけでなく、当事者でもぼんやりとした知識しか持っていないことがあります。ここではパラスポーツについての基本的な情報を紹介していきたいと思います。なかなか触れる機会のないパラスポーツを、人々が当たり前のものと感じるには知識を増やしていくのが一番の近道なのです。
パラスポーツはどうやって始まったのか
パラリンピックに認定されているパラスポーツの数は22種目ありますが、実際に行われている競技の数はもっと多いです。障害といっても人それぞれ違うので、必然的に競技数が増えてしまう傾向があるのでしょう。ですから「パラスポーツしよう」と思ったら、自分がやり易い方法ではじめていくことをおすすめします。
パラスポーツが始まった時期は、はっきりと記録に残っています。1944年にドイツから亡命したグッドマン医師が、脊髄損傷を受けた患者のリハビリのために始めたのです。当時脊髄に損傷を受けることは、死亡宣告を受けることと同じだと考えられていました。パラスポーツは障がい者が尊厳を取り戻すために始められたことなのです。
パラスポーツについてのまとめ
パラスポーツは戦争によって未来を奪われた兵士たちが、尊厳と自主性を取り戻すために始められたものです。パラスポーツに携わる人は多かれ少なかれ挫折を経ているから、その物語性も魅力の一つと言えるでしょう。一人一人がパラスポーツの知識を増やすことができれば、パラスポーツのことを身近に感じる人も増えていくことでしょう。
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