【大阪】例年以上の反響 障害者向け面接会

2016年春卒業予定の学生の就職活動が日程繰り下げとなる中、障害者を対象にした面接会に例年以上の反響が寄せられている。ハローワークなどが毎年開いている大阪市港区の催しには、今回初めて他府県からの問い合わせが相次ぎ、“短期決戦”への不安があるとみられる。関係者らは「不安解消に役立てれば」と思いを寄せている。
港区の催しは、ハローワーク大阪西や区役所などが、「障害者ディーセントワーク(働きがいのある仕事)面接会」と題して12年度から実施。例年、幅広い年齢層の求人を扱っているが、今年は新卒採用の活動が後ろ倒しになり、1日の選考活動解禁後、府内で最初に開く障害者対象の大規模面接会となったため、新卒求人枠を参加企業に呼び掛けた。
その結果、参加企業18社のうち、11社が計32人分の枠を用意。公表後、府外からの参加申し込みや問い合わせが相次ぎ、四国からの参加者もいるという。
来春卒業対象の就職活動は、企業の採用意欲が高く「売り手市場」とされているものの、担当者は「就職活動の期間が短くなり、障害のある人にとっては不安があるのでは」とみている。
「障害者ディーセントワーク面接会∞(つなぐ)障害者就労支援施設体験会inみなと」は19日に港区弁天2丁目の区民センターで実施。午前10時~午後3時。参加無料。面接会は正午~午後3時。保護者対象のセミナー「働く力を育てる!」は午前10時~正午(申込締め切り日は17日)。就労支援施設で作られた商品の販売もあり、誰でも利用できる。問い合わせは電話06(6582)5271、ハローワーク大阪西。
記事詳細:大阪日日新聞 障害者の面接会に反響 就活繰り下げの影響か
www.nnn.co.jp/dainichi/news/150816/20150816089.html
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