夏でもさらっと快適に!熱をため込まないグッズとは?
2020/08/05
寝返りを打つことが不自由な障がい者にとって、熱帯夜の熱中症対策は必須となっています。
熱中症は気温の高い日中にかかるイメージが強いですが、室温が30度くらいある部屋で同じ姿勢で寝続けていると、夜間であっても熱中症にかかるリスクがあります。
では、就寝中に体に熱をため込まないためには、どのような寝具を利用すればいいのでしょうか。
■表面の凹凸と麻綿がもたらす効果
障がい者の熱中症対策として重宝されているグッズといえば、生地の表面に凹凸が施されている敷布団です。
凹凸があることで皮膚に接する面積が小さくなり、汗をかいても肌にベタッと張り付く不快感をほとんど感じないという効果があります。
しかも、就寝中にかいた汗を素早く吸収して放出するため、敷布団の中には麻綿が使用されています。
この麻綿という素材には、クッション性が高くよれにくい性質もあります。
熱をため込まない寝具を使った障がい者からは、「寝返りを打てない状態で汗をかいてもさらっとした感覚を持続させることができた」という声が上がっています。
■就寝時だけではなく車椅子移動も快適に!
今回紹介した凹凸がある寝具は触れるだけでひんやりとした感覚が得られると評判になり、掛け布団や枕カバーだけでなく座布団としても商品化されました。
真夏になると車椅子で移動する際に太ももの裏にかく汗で不快感を感じることがありますよね。
この熱をため込まないグッズを睡眠中だけでなく、車椅子移動にも活用してみてはいかがでしょうか。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
発達障がい者が落ち着ける海外グッズ、重い毛布
発達障がいを抱えていると、少しの変化も敏感に感じ取り、不安感を覚えたりパニックを …
-
-
ADHDの方々に役立つ情報を手軽に見つけるためには
ADHDに関する情報源は、一昔前に比べて随分と豊富になって来ました。定番の情報源 …
-
-
障害者と家族を助けるバリアフリー化補助金
ある日突然、大切な家族が誰かの支えがないと生活することが困難になってしまった場 …
-
-
精神障害者が外出するきっかけつくりを支援する「ココロノート」を作成
〜作業療法士を目指す学生達が住みやすい地域づくりを継続的に考える〜 文京学院大学 …
-
-
女性はなぜ算数や数学が苦手?
一般的に、女性は算数や数学が苦手と言われています。ある調査でも小中学生の男女別の …
-
-
発達障害を抱える人が持つべき冬の安眠のためのアイテム
発達障害を持つ人は生活する上でさまざまな困難を抱えがちです。その一つが睡眠障害。 …
-
-
障がい者が本を読める最新バリアフリーを紹介
高知市内の2つの図書館で、携帯を使って無料で雑誌を読めるサービスの試験利用が開始 …
-
-
【聴覚障害者をサポート】周囲で検出した“危険音”を可視化して知らせてくれる「Otosense」
私たちが危険を感知するとき、まず聴覚で捉えた音によって知覚することが多い。そのた …
-
-
文字変換アプリ「こどもテキスト」
「こどもテキスト」は漢字交じりのテキストを、子どもの学習状況に合わせた形で平仮名 …
-
-
笑顔で「誓いのキス」できる車いす「Isco(イスコ)」
障害を抱えていても健常者と同じように結婚式を挙げたい-。 そんな願いをかなえよう …
- PREV
- 障がい者が恋愛の悩みを解決する方法
- NEXT
- 「働く」という夢を叶えるには