本来の「福祉」のあり方を考える「恋する豚研究所」

千葉県香取市にて、ハムやソーセージなどの豚肉加工品を製造・販売する「恋する豚研究所」。こちらでは地場産業の養豚と福祉をつなげ、新しい福祉のあり方を提案する取り組みを行っています。
◆知らないうちに支えている新しい「福祉」の仕組み
障がい者施設で働く障がいのある人の月収は全国平均で1万4437円──。
多くの施設がわずかな売上を分け合っているだけで、自立できる水準には到底及ばない。こうしたなか、障がいのある人に月10万円の給料を支払える仕組みをつくろうと、社会福祉法人『福祉楽団』は、2012年に『恋する豚研究所』を設立。叔父で福祉楽団理事長の在田正則さんが養豚業を営んでいたこともあり、地場産業である養豚を活かし、日本を代表するクリエイターと協働して、施設やパッケージなどのブランドデザインを設計。明治屋やクイーンズ伊勢丹などの高級スーパーの販路も戦略的に開拓した。今では障がいのある人に月に7万8000円を支払えるまでになっている。
「都内の高級スーパーで恋する豚研究所の豚肉やソーセージを買ってくれる人たちは、日々の買い物で知らないうちに福祉を支える行動をとっていることになります」引用元:zuuonline.com/archives/69312
写真:zuuonline(zuuonline.com/)
株式会社 恋する豚研究所 代表取締役
社会福祉法人 福祉楽団 常務理事 飯田 大輔さん
あえて「福祉」ということを売りにしないで商品を販売しているという代表の飯田氏。
そういった自然体な仕組みが本来の福祉のあり方なのかもしれませんね。
恋する豚研究所ブランドサイト:www.koisurubuta.com/index.html
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